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2022年 10月 26日 理論を作った人の気持ちになってみよう
みなさんこんにちは!担任助手2年中根です!
とても私事なのですが、9月末に大学の進学振り分けの結果が出て
第一志望だった理学部物理学科に内定しました。
とても嬉しい一方で授業のレベルがどんどん上がってきていて、日々苦労しています。
今日お話しするのは主に高1,2生向けの話になります。
みなさんは数学や理科などで新しい分野に入るときにどんな気持ちで勉強していますか?
今から伝えることを意識しながら新しい分野を勉強できると、効率も上がり楽しく勉強できると思います。
その意識するべきこととは
「なぜその分野ができたのか、何をしたくてその分野を作ったのか、その分野を知ると嬉しいことは何か」
です。
要するにその分野でどこが大事なのかを気にして欲しいということです。
例えば、ベクトルは平面図系や立体図形を代数的に処理するために生まれた道具ですし、微分積分は自然現象の解析のために出てきたもので、一次近似の考えが元になっています。
これを知れると分野同士の関係性や、分野内での公式の繋がりなどもより具体的にわかってきます。
また例を出すと、物理の力学では、エネルギー保存則や運動量保存則は運動方程式から導かれますし、苦手な人も多いであろう電磁誘導の分野はローレンツ力の式が元になっています。
このように、分野の全体像を気にしながら勉強することで、見通しよく理解ができると思います!
もし勉強していて、今なんのためにこの計算をしているのかわからなくなったらぜひ広い目線で分野を捉えてみることをお勧めします!