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2026年 5月 31日 大学で「自分」を知ろう
突然ですが、みなさんに少し意地悪な質問です。
みなさんはなぜ大学に行くのだと思いますか。
学問を学ぶため?将来いい仕事に就くため?それともただのモラトリアムの延長でしょうか?
もちろん今挙げたどの側面もあるのが大学だと思います。
「自分の興味ある分野を詳しく学ぶことができて楽しい」と思う人もいれば「就職活動を有利に進めるために単位を取って卒業する」と考える人もいるでしょう。
ですが、今回私はここに「自分の事を知るため」という新たな考えを提示してみたいと思います。
「大学は『自分という存在』を知ることのできるチャンスである」と。
それは就活に役立つ自己分析などの小さな意味ではありません。
これまでの、そしてこれからの人生を考えるうえで大事な学習です。
ここで少し質問です。
あなたは大学に入ったら何をしたいですか。
また大学にはどういった環境を求めていますか。
バイトで稼いで推し活したい、あのサークルで充実したキャンパスライフを送りたい、燃えるような熱い恋をしたい…などなど様々な思いがあるでしょう。
しかし、あなたはあくまで大学生。
学生の内に起業するような一部の外れ値を除けば、学生の本分は「勉強」です。
ただ大学の勉強は小中高のように、内容が予め決められた学習とは訳が違います。
課題に対して自分でリサーチポイントを発見し、適切な分析方法をもってそれを文章に起こさなければなりません。
いわゆる「レポート」というやつですね。
学部間で差はあれど大学で単位を取得するには、このレポートがそれなりにしっかり書けるか否かで決まってきます。
そんなのすぐ書けると思う人も当然いますが、内心「そういうの苦手なんだよな」と不安な人も多いと思います。
そして私もその一人でした。
では不安を抱えたまま大学生に突入した結果どうなったか。
結果は散々です。大学の単位はかなり落としてしまい、その反動でサークルもバイトもうまくいきませんでした。
一時期は「自分が大学にいる意味なんてないんじゃないのか」と自己嫌悪に陥ったほどです。
ですが、この度大学3年生になってある”見落としていたこと”に気づき始めました。
それはこの3年間を通して悩んできた「自分という存在」です。
少し暗いですが、私はこの3年間で自分という存在に対してかなり厳しい態度をもって接してきました。
何か失敗する毎に「なんでいつもお前はそうなんだ」「ダメなやつだ」と、仮に他人に言ったとしたらその人を深く傷つけるであろう言葉を自分に言ってきました。
しかし、最近になって大きな変化がありました。
「そこには原因がある」という考え方にシフトし始めたのです。
「自分が悪い」であればただの自己否定に終始しますが、「行動に問題がある」「周囲の環境に問題がある」となれば「では改善するにはどうすればいいか」に進むことができます。
この話だけでは内容がちょっと重いですが、この考えは他の事にも応用できるのではないかと私は考えています。
例えば「これが好き」と自分が思うものに対して、考えを少し発展させ「なぜ好きか」を考えてみるというのはどうでしょう。
自分の好きな食べ物や趣味、よく見るYouTubeのチャンネル、Xやインスタのフォローしている人の特徴、毎日欠かさず続けていることなど、自分の「好き」から自分を客観視できると思います。
私の場合はこうでした。
「ラーメンが好き」「対戦ゲームが好き」「歌を毎日必ず口ずさんでいる」というところから、「ラーメンは醬油や塩、とんこつなどいろいろな味があって食べ比べが楽しい」「対戦ゲームは負けた後に対策を考えてそれが上手くいったときに達成感がある」「歌は物真似で歌うと『上手いね』といってくれるのが嬉しい」となり、そこから「自分は『分類』や『分析』が得意で、しかも『他人からの評価』を気にするタイプなんだな」ということが分かりました。
そしてこれは大学の授業にも言えます。
興味がある授業、ない授業の違いはこうこうこういった理由だと。
私(文学部生)でいえば「言語」や「教育」に関する授業はきちんと聞けるものの、「世界史」だったり「数学」みたいな内容がある授業だとあまり身が入らない。
これは興味の方向性といえるでしょう。
こういう話をすると「そんな分析なんてしてもしょうがない!そんなことより俺/私はこうしたい!」という人がいます。
その人に言いたいことは「では、それがあなたです」ということ。
つまり自分を知るというのは、自分は何が好きで、何が嫌いで、何に興味を持てて、何に興味が持てないのか、その全てを見てみることです。
この時間は、勉強に追われがちな中高生や仕事で忙殺される社会人には取れない、価値ある時間です。
だからこそ、今勉強で悩んでいる人、人間関係で悩んでいる人、早くも将来について不安を抱き始めている人に言わせてください。
「その悩みの答えは大学で考えればいい」と。
そして「そのために今勉強しているのだから、その行動は間違いなく正しい方向に進んでいるものであり、何も心配する必要はない」と。
みなさんの第一志望校合格、そして人生の自己実現を祈っております。






